晴天に恵まれた平成24年9月15日、ワイン同好会のメンバーは一路伊豆修善寺に向かった。目的地は中伊豆にある「中伊豆ワイナリー シャトーT.S.」。
暁星の食堂を委託運営され、カラオケでも有名なシダックスの志太勤一(1976卒)先輩が、趣味のワイン好きが高じて作ってしまったワイナリーである。
東京駅9時発の踊り子105号修善寺駅行きに乗車したメンバーは、浅尾会長ご夫妻をはじめ総勢19名。おおよそ2時間で修善寺駅に到着。
駅ではワイナリーから専用車でお出迎えがあり、そのまま目的に向かう。
修善寺の駅から車で10分ほど。山中を行くといきなり眺望が開け、広大なブドウ畑が展開する。その正面にそびえ建つ4階建ての堂々たる白亜のシャトーが中伊豆ワイナリーだ。
ワイナリー専属ソムリエの吉田学氏の案内で、まずは屋上の展望スペースへ。
富士山を望む眺望は見事で、眼下には国内有数の規模である6.5haものブドウ畑が広がる。絶景だ。
次は志太先輩のコレクションセラーを拝見。
19世紀前半の「プレ・フィロキセラ コレクション」や、棚一面に並べられたカリフォルアの銘酒「オーパス・ワン」など垂涎もののグラン・ヴァンが埋め尽し圧巻。
その後は醸造設備や、オーク樽の中で熟成中のワインが眠るセラー、ブドウ畑を見学。ブドウ畑には収穫寸前のブドウの房がたわわに実っている。つまんで口にほおると、ブドウは完熟し甘実がのっており美味しい!
さて、いよいよ本日のメイン、バーべキュー会場「グラッパの丘」へ。
シャトーとブドウ畑が一望できる見晴らしの良い丘には、イタリアの蒸留酒グラッパを造る銅色に輝く蒸留器が据えられ、その傍らのブドウ棚の下にバーベキュー・コーナーがある。
食べ放題のうえに、この日は暁星同窓会のイベントということで、特別にワイナリー産の高級ワインが飲み放題。
このワインは香りが良いとか、こっちはフルボディーだなどと、食事そっちのけでワイン談議に声が弾む。さすがワイン好きの暁星ボーイの面々、論評が鋭い。
食べるほどに飲むほどに参加者の顔がほころび談笑がはずむ。
解散時にはすっかりほろ酔い気分。楽しく幸せな一日であった。
志太先輩、ありがとうございました。