フランス友の会
活動報告
第14回フランス友の会が開催されました。
日時:2019年7月21日(土)12時
場所:東京駅八重洲口前レストラン・「アンジェロコート東京」
参加者:34名
今回は講師に1963年卒の眼科医・濱田嶺次郎氏をお招きし「白内障事始め:ジャック・ダヴィエル物語」と題して講演をしていただきました。
白内障手術は、日本で年間150万件行われています。
加齢とともに視力障害症状が出現し、不自由になります。
誰でもが受けられるのが白内障手術です。
濁った白内障を取り除き眼内レンズが挿入され、一生、快適な視力を維持できます。
現代白内障手術の原点となる手術法を開拓したのが、ジャック・ダヴィエルです。
1693年に生まれ1762年に亡くなったフランス人眼科医です。
オテル・ディユー病院に眼科レジデントとして働き、この魅力ある眼科医の歴史を覘くことができました。
暁星学園の同窓の皆様に、3世紀前に生き、ルイ14-15世の時代に白内障手術を開花させた人物についてお話をしていただきました。
第8回フランス文化同好会は、10月27日(土)、神田「ラ・リヴィエール」でフランス料理の昼食会を挟んで開催された。
講師には、1966年卒の国際基督教大学教授、青井明先生をお招きし、『フランス語 さまざま』と題してお話しいただいた。
当日は、駐日フランス大使館文化部・フランシス・メジエール次席参事官、日仏会館フランス事務所長クリストフ・マルケご夫妻、前回講師で青井先生の恩師・野村二郎先生を始め、同窓会会員30数名が参加された。
講演は、フランス語の多様性について、十数ページに及ぶ詳細な資料をもとに説明いただいたが、和やかな昼食会のひとときは、大学の授業風景に変わり、熱心にメモをとられる方も多かった。
以下、その一部をご紹介する。
フランス語は、フランス本国のほか、スイス、ベルギー、アフリカ諸国、カナダ、カリブ海地域などで使用されている。
フランス国内でも、オイル語、オック語などさまざまな方言があり、また国内には、フランス語以外の地方の言葉もある。
我々も身近にその存在を聞いているアルザス語など、地方の言葉の一例。
フランス語は"話者数"では、調査により多少異なるが、概数は175~200百万人程度で"世界の上位言語15言語"の中位だが、国際語上位11言語(公用語)"、"世界で最も影響力のある10言語"の中では、それぞれ英語についで第2位にランク付けされている。特に近年アフリカ諸国で話者数が増加しているとのことである。
ついで、ベルギー、スイス、チュニジア、カナダなどで現在使用されている単語、表現方法などの実例。
たとえば、フランス本国とは違った意味となっている言葉やその国で独自に使われている表現など、ご専門分野の視点から詳細にいろいろご説明いただいた。
言葉が歴史とともに、それぞれの地域で進化し、いろいろな形で伝承されているものだとよく解り、たいへん興味深い講演だった。
また、同窓会より、去る7月14日、フランス大使公邸で行われた革命記念日式典での暁星小学校聖歌隊の毎日新聞の記事が紹介された。今回の聖歌隊招待は、クリスチャン・マセ駐日フランス大使から直接、同窓会を通じて、6月にご提案あったもので、その後学園側関係者のご協力を得て実現した。
当日、聖歌隊・保護者等関係者総勢約90名が公邸に招待され、来賓数百名の前で、暁星小学校聖歌隊が日仏両国歌を斉唱し、たいへん好評だった。
9月26日(土)の昼、神田のレストラン「ラ・リヴィエール」において、フランス大使館公使、参事官のお客様を含め39名が参加して開かれた。
今回は日仏外交・交流史研究家として知られる、(株)セリク代表取締役社長 クリスチャン・ポラック氏をお招きし、『日仏交流史、そしてフランス人から見た暁星』と題して講演をしていただいた。
ポラック氏の貴重なコレクションである、写真や画のスライドを見ながら、日仏交流が絹の産業を通じて発展してきたこと、暁星設立に関わった当時のフランス人のこと、そして日本各地にフランス語の学校が設立されたが、現在まで続いているのは暁星学園のみであることなど、大変興味のあるお話であった。
尚、講演の詳細については12月に発行される同窓会誌「暁星」に掲載いたします。
2008年9月6日(土) テレビ東京・ワールドビジネスサテライトのコメンテーターでおなじみの中島厚志氏(1971年」卒)をお招きし、神田のレストラン「ラ・リヴィエール」で36名が参加して開催いたしました。駐日フランス大使館かは経済参事官以下4名の大使館員がご出席下さり、土曜日の午後、フランス料理を楽しみしながら「日本の経済改革とフランス」という演題で、中島氏のお話を伺いました。
日時:2007年11月17日(土)12時より
場所:半蔵門エムスダイニング「斎」
参加人数:36名
第2回フランス文化同好会のランチセミナーが、フランス大使館プノ公使、ラメック文化参事官をお迎えして開催されました。
今回は1966年卒の同窓生で国際ジャーナリストとしてご活躍中の毎日新聞社外信部専門編集委員西川恵氏に講演をお願いいたしました。
「フランス語で私の世界はどう広がったか」という演題でお話を頂き、毎日新聞社のパリ支局長として働いたときの、ジャンポール・アロンやエレーヌ・ド・ボーヴォワールへにインタビューした思い出、2007年のフランス政府農事功労賞受賞に繋がる著書、「エリーゼ宮の食卓」の執筆に関するエピソード等を交えて、大変楽しいお話をうかがいました。